製品詳細
サンテスト(株)
IRDシリーズ
メーカーの製品情報サイトはこちら
インテリジェント・リモートデバイスシステム
IRDシリーズは、いわゆるリモートI/Oに相当する製品です。
1台のマスターモジュールに1台または複数台のスレーブモジュールを組み合わせることで
様々なセンサやアクチュエータとのインターフェイスを提供します。
この企業の登録製品はこちら
|
IRDの構成は、1台のマスターモジュールと1台または複数台のスレーブモジュールを自由に組み合わせて使います。スレーブモジュールの最右端には、終端抵抗を接続します。 |
|
IRDシステムでは、スレーブモジュールの機能はそのままにマスターモジュールのタイプを変更するだけで、様々なPLCと接続可能です。 |
|
IRDシステムの大きな特徴の1つに、自動転送機能があります。 自動転送は、上位機器による処理を必要とせず、スレーブモジュール間で 自律的にデータを交換する機能です。 この機能により、フィールドバスや上位機器の転送処理遅延はなく、 高速(0.2~2.4ms、校正モジュール数や種類による)でデータの転送が可能です。 |
|
複数のスレーブモジュールを接続してお使いになるには、予め接続可能数の計算が必要です。 装着可能なモジュールの数は以下の条件で得られます。 【条件1】 マスターモジュールの数=1 スレーブモジュールの数≦9 消費メモリブロック数≦64 【条件2】
|
・ |
IRDM-EP1、IRDM-CCLの場合 入力バイト数の合計≦256バイト、出力バイト数の合計≦256バイト |
|
・ |
IRDM-DPの場合 入力バイト数の合計≦244バイト、出力バイト数の合計≦244バイト 入力バイト数と出力バイト数の合計≦368バイト |
|
・ |
IRDM-NM(フィールドバスなし)の場合 入力バイト数と出力バイト数の合計≦512バイト |
|
|
IRDサイクル時間 |
|
IRDではモジュール間でのデータ転送が自動的に行われていますので、各スレーブモジュールで得られた値または上位機器から設定した値は、 IRDサイクル時間でそれぞれのモジュールまで到達します。 ただしセンサ変換モジュールには、センサ計測のサンプリング時間が 決まっていますので、そのサンプリング時間を超えて更新させることはできません。 IRDサイクル時間を短縮する場合には、IRDMの増設が有効です。 |
|
フィールドバス通信遅延時間 |
|
IRDのデータがどの程度の遅延時間でフィールドバスを通じてユーザー機器に到達できるかを示す通信遅延時間は、 「IRD内部の通信時間」+「IRDMの処理時間」+「フィールドバスの遅延時間」の和です。 IRD内部の通信時間は、「IRDサイクル時間」を指します。IRDMの処理時間はモジュールの合計数に関係なく1.5msです。 フィールドバスの通信時間は、 フィールドバスの種類や同一系列に接続された(他社の機器も含む)の合計数(ノード数)、 ボーレートに依存するIRD単体では規定することはできません。 |