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株式会社AndTech

『ディジタル画像の評価法と国際標準』

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発行年月 2006 年5月11日

【書籍紹介文】
画質評価に関する専門書はこれまでにいくつか刊行されてきたが、絶版となっているものが多く、非常に残念なことである。本書は、これまで画質評価の研究開発に従事されてきた先人の方々が執筆された専門書、学会の解説記事、論文などを沢山参考にさせて頂いた。温故知新の精神と同じで、画質評価に関する技術開発も、先人の方々の成果・苦労を理解することで、新たな知見が得られるのではないか。本書が画質評価の研究開発に従事する技術者・学生にとって、役立つ書籍であることを切に期待したい。

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『ディジタル画像の評価法と国際標準』

書籍概要

番 号
WS241

監修・執筆者
 
富山大学 工学部 知能情報工学科 助教授 堀田 裕弘 氏
対 象 カラー画像技術の研究開発者
出版社
株 式会社トリケップス 
発行年月
2006年5月11日
在庫 要確認
定価
52,290円(税込)

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第1章 人間の視覚特性


1.視覚系の階層モデル
2.画像全体に対する視覚特性
2.1 視力
2.2 視覚の空間周波数特性
2.3 視覚の空間異方性
2.4 視覚の時間周波数特性
3.動きに対する視覚特性
3.1 動体視力
3.2 視覚の時空間周波数特性
4.輪郭における視覚特性
4.1 マッハ効果(Mach’s phemomenon)
4.2 クレイク・オブラエン効果(Craik‐O’brien effect)
5.眼球運動
5.1 視野と視力
5.2 眼球の運動
5.3 動画像に対する眼球運動

第2章 ディジタル画像の主観評価法


1.主観評価
1.1 画質の心理的要因
1.2 主観評価実験の方法
2.主観評価実験の標準条件
2.1 一般観視条件
2.2 評価素材の選定
2.3 評定者
2.4 評価セッション
2.5 評価方法の選択
3.DSIS(Double-stimulus impairment scale)法
4.DSCQS(Double-stimulus continuous quality-scale)法
5.SSCQE(Single stimulus continuous quality evaluation) 法
6.SD(Semantic Differential)法
6.1 形容詞対の選択
6.2 評定の実施
6.3 データの解析
6.4 適用例
7.データの校正(評定者の選別)
7.1 DSIS、DSCQS、およびSSCQE法以外のための選別
7.2 SSCQE法のための選別

第3章 ディジタル画像の客観評価法


1.画質劣化の種類
2.基本的な考え方
3.総合画質を予測するモデル
3.1 線形重回帰モデル
3.2 劣化量加算モデル
3.3 画質評価積モデル
3.4 最悪画質選択モデル

第4章 静止画像に対する客観画質評価


1.JPEG , JPEG2000の概要
1.1 JPEG
1.2 JPEG2000符号化
2.静止画像特有の画質劣化
3.画質劣化に有用な視覚特性
3.1 明るさの知覚・弁別
3.2 色覚
3.3 視覚の空間周波数特性
3.4 マスキング効果
4.画質劣化要因の定量化
5.客観画質評価の例
5.1 PQS(Picture Quality Scale)
5.2 原画像を用いない画質評価モデル
5.3 ぼけ・リンギング尺度

第5章 動画像に対する客観画質評価


1.MPEG-2、MPEG-4(MPEG-4AVC/H.264)の概要
1.1 MPEG-2
1.2 MPEG-4(MPEG-4AVC/H.264)
2.動画像特有の画質劣化
3.画質劣化に有用な視覚特性
4.画質劣化要因の定量化
5.客観画質評価の例
5.1 PQSvideo
5.2 PQSvs
5.3 VQS

第6章 国際標準化動向


1.ユーザ要求条件(ITU-T J.143)
2.VQEG(Video Quality Experts Group)
2.1 FR方式
2.2 NR方式
2.3 RR方式
3.VQEG FRTV Phase 1
3.1 主観評価実験(COM 12-67-E September 1998)
3.2 客観評価モデルの評価結果
4.VQEG FRTV Phase 2(FR方式の勧告(J.144))
4.1 BT方式
4.2 延世大方式
4.3 CPqD方式
4.4 NTIA方式
5.RRNR TV
5.1 全体の概要
5.2 主観評価実験
5.3 シーケンス処理
5.4 客観評価モデルの性能評価

第7章 画質評価の今後


1.画質評価の課題
2.マルチメディアにおける客観評価法
3.フラットパネルディスプレイにおける画質評価
4.画質評価の将来展望